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マレーグマ Helarctos malayanus; Malayan sun bear

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

マレーグマ
Helarctos malayanus; Malayan sun bear

食肉目クマ科。小型のクマで体長 120cm,体高 70cm内外。毛は短く,四肢は長い。全身黒色であるが,胸に月の輪状斑紋があり,鼻先も灰黄褐色。木登りがうまい。夜行性雑食性で,昆虫類,小動物,果実などを食べる。ミャンマー,タイ,マレー半島スマトラ島などに分布し,森林地帯で生活している。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

マレーグマ

体長1〜1.4メートルで「世界最小のクマ」とされる。中国南部から東南アジアにかけての森林に生息野生では木の実昆虫などを食べ、夜行性で昼間は木の枝を集めて作った巣で休む。森林破壊密猟で個体数は減っており、国際自然保護連合(本部スイス)は絶滅危機にあると発表した。国内では14園で計26頭飼育されている。

(2007-11-22 朝日新聞 朝刊 1社会)

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世界大百科事典 第2版の解説

マレーグマ【Malayan sun bear】

食肉目クマ科の哺乳類(イラスト)。インド北東部からミャンマー,タイ,スマトラ島,ボルネオ島,マレー半島の森林に分布する小型のクマ。ツキノワグマに似るが,小型で体毛が著しく短く,全体にきゃしゃに見える。耳は小さい。体色は褐色ないし黒色,吻(ふん)と胸に白色あるいはくすんだ黄色の斑紋がある。胸の斑紋はツキノワグマのそれに似るがU字型。体長1.1~1.4m,肩高70cm前後,尾長3~7cm,体重27~65kg。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

マレーグマ
まれーぐま
Malayan sun bear
[学]Helarctos malayanus

哺乳(ほにゅう)綱食肉目クマ科の動物。ミャンマー(ビルマ)からマレー半島、スマトラ島、ボルネオ島の森林地帯に生息する。頭胴長1.4メートル、体重70キログラム、クマの仲間ではもっとも小さい。他のクマに比べて足が細く長い。前胸にVまたはU字形の白斑(はくはん)がある。曲がった鋭いつめをもち、クマのなかではいちばん木登りが上手である。雑食性で木の実、昆虫などを食べるが、ナマケグマと同様シロアリを好んで食べる。また、ココヤシの実を食べるため、その農園を荒らすことがあるという。繁殖は一年中続き、普通2子を産む。20年生きた記録がある。[渡辺弘之]

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世界大百科事典内のマレーグマの言及

【クマ(熊)】より

…アライグマ科,イタチ科に近縁で,クマ類は肉食から植物食に転向するにつれて体を大型化してきたものと思われる。体長は,もっとも小型のマレーグマで1.1~1.4m,もっとも大型のヒグマで2.8m。体重は同じく27kgから780kg(食肉類中最大)である。…

※「マレーグマ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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