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マンサード屋根 マンサードやねmansard roof

4件 の用語解説(マンサード屋根の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

マンサード屋根
マンサードやね
mansard roof

腰折れ屋根ともいう。切妻屋根の変形で,屋根の勾配が上部がゆるく,下部が急な,2段になっているもの。 16世紀の中頃,イギリスイタリアで用いられ,P.レスコールーブル宮に採用した。 19世紀中頃,特にフランスアメリカで一般的になり,アメリカではギャンブレル屋根という。屋根裏部屋の天井を高くし,広い空間を確保できる利点がある。北海道地方で家畜飼料用倉庫 (サイロ) に採用されているのもこの利点からである。名称はフランスの建築家 F.マンサールにちなむといわれる。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

マンサード‐やね【マンサード屋根】

mansard roof腰折れ屋根。17世紀のフランスの建築家マンサール(François Mansart)の考案とされたことによる名。

出典|小学館
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大辞林 第三版の解説

マンサードやね【マンサード屋根】

屋根勾配が上部はゆるく、軒に近い方で急に折れ曲がった屋根。窓を設けて、屋根裏部屋として用いられる。フランスで愛用される。腰折れ屋根。 → マンサール

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

マンサード屋根
まんさーどやね
mansardeフランス語

屋根の両面において上部が緩勾配(こうばい)で下部が急傾斜した形をなす屋根形式。腰折れ屋根あるいはフランス屋根ともいう。下方の部分が上方より長いのが通常。ドーマー窓をうがって内部に屋根裏部屋を設けることが多い。その名は17世紀のフランスの建築家フランソア・マンサールに由来するといわれるが、最初の考案者はピエール・レスコーであろう。[前川道郎]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内のマンサード屋根の言及

【マンサール】より

…複雑な敷地に巧みにシンメトリカルな秩序を導入する都市住宅(オテル)の手法,壮大な幾何学的庭園と一体になった城館,ドームを主題とする求心的構成の教会堂などは,彼の創意に負うところが大きい。またフランス特有の二つの勾配をもつ腰折れ屋根は,必ずしも彼の創案ではないが,これを駆使して新しい手法を編み出した彼の名をとり,マンサード屋根mansard roof(屋根)と呼ばれる。【福田 晴虔】。…

【屋根】より

…西洋建築のうちで,屋根が印象に残るのがフランスやドイツ以北の建物であり,スレート葺きや草葺きの屋根であるのは,それらの建物が物理的にも大きな屋根面積をもつからだといえよう。西洋における屋根の形態は切妻と寄棟が基本で,そのほかに屋根が腰折れになったマンサード屋根も多く用いられる。これは屋根裏を広く利用できるところから多用された。…

※「マンサード屋根」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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