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ミタ ミタ mita

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ミタ
ミタ
mita

インカ帝国で行われていた制度の名称を引継ぎ,ラテンアメリカスペイン植民地において,主として鉱山,公共土木事業に使われた先住民 (インディオ) の強制労働制度。インディオは貢納とは別に少額の賃金によって賦役を強制され,法律上は自由を与えられていたが事実上は奴隷と変らなかった。

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世界大百科事典 第2版の解説

ミタ【mita】

スペイン統治下のペルーにおける原住民労働力割当制度。交代制の有償強制労働で,メキシコレパルティミエントに対応する。インカ国家の傭役制に範をとり,副王トレド(在任1569‐81)により制度化された。吏員,特殊技能者を除く原住民の成年男子全員が,一度に総数の7分の1ずつ1~2ヵ月交代でかり出され,スペイン人の小麦農園,ブドウ園,オブラヘ,精糖場などで働いた。中央アンデスの人口中心地からやや南へはずれたポトシ銀山のためには,特別の〈鉱山ミタ〉が地域を特定して徴せられ,賃金はいくらか高いが交代期間は10~12ヵ月,仕事は過酷で死亡率も高く最も恐れられた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ミタ
みた
mita

16世紀、スペインの植民地であったペルーにおける原住民労働力の徴用制度。メキシコにおけるレパルティミエントrepartimientoに対応する。ミタとは、本来はインカ帝国における公道建設などのための賦役をさすケチュア語である。原住民の各共同体は、首長を通じて年間に一定比率の成人労働力を供出し、スペイン人入植者は彼らを鉱山、農場などで使役した。賃金は支給されたが、労働量が著しく過重で、原住民の人口激減の一因となった。ミタはスペイン人入植者の私的な富の基礎となったが、その非能率性によって衰退し、アシエンダ(大農場)のもとでの直接雇用制にとってかわられた。[原田金一郎]

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