コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ミツクリザメ Mitsukurina owstoni

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ミツクリザメ
Mitsukurina owstoni

ネズミザメ目ミツクリザメ科の海水魚。全長 6mに達する大型のサメ。体はやや細長く,後方は側扁し,尾鰭はきわめて長い。吻は長く突き出し,先がとがっている。歯は基底板に 2根をもち,細長く錐状鰓孔の最後の孔は胸鰭基底の上方にある。眼の後方にはやや大きい呼吸孔がある。体色は赤灰色がかった白色。底生性で(→底魚),相模湾駿河湾熊野灘土佐湾カリフォルニアポルトガルスリナム南アフリカ共和国などの深海から得られる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ミツクリザメ
みつくりざめ / 箕作鮫
goblin shark
[学]Scapanorhynchus owstoni

軟骨魚綱サメ目ミツクリザメ科に属する海水魚。日本から南アフリカなどを経てポルトガル沖、およびオーストラリアから知られているが、おそらく全世界の深海に広く分布しているものと思われる。日本では相模(さがみ)湾や駿河(するが)湾などから採集されている。柔らかい体、扁平(へんぺい)な長い吻(ふん)、突出しやすい口などをもつのが特徴。ミツクリザメの生態については、まれにしかとれないためよくわかっていない。ミツクリザメの学名は、かつてMitsukurinaであったが現在では中生代白亜紀以降から知られるScapanorhynchusという化石のサメの仲間と考えられており、同じ属名が用いられている。学問的には貴重なサメであるが産業的にはほとんど価値がない。[仲谷一宏]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ミツクリザメの関連キーワード箕作鮫象鮫

ミツクリザメの関連情報