メラトニン受容体作動剤(読み)メラトニンジュヨウタイサドウザイ

病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版の解説

製品名
《ラメルテオン製剤》
ロゼレム(武田薬品工業)

 従来の睡眠薬とは作用のしくみが異なり、メラトニン受容体を刺激し、生理的に覚醒と睡眠を切り替えて自然な眠りを促すはたらきがあります。


 不眠症における入眠困難を改善します。


 ベンゾジアゼピン系催眠鎮静剤よりも効果は弱く、即効性も低くなりますが、ふらつきなどの副作用は少なく、依存性や離脱症状のない安全性の高い薬です。


①過敏症、アナフィラキシー(蕁麻疹じんましん、血管浮腫など)がおこることがあります。このような症状がおこったときは使用を止め、すぐ医師に相談してください。


②めまい、頭痛、ねむけ、便秘、吐き気、倦怠感けんたいかん(だるさ)、悪夢などをおこすことがあります。


 このような症状がおこったときは、医師に相談してください。


 また、この薬はプロラクチン上昇が現れることがあるので、月経異常、乳汁漏出、性欲減退などが認められた場合は使用を中止し、医師に相談してください。


①1日1回就寝前に十分な水(コップ1杯以上の水)で服用してください。服用量については医師の指示を守ってください。


②問診の際にあらかじめ、持病・アレルギーなどの体質・現在使用中の薬の有無を医師に報告するとともに、使用前に薬の効果と副作用について医師・薬剤師からよく説明を聞き、注意事項をきちんと守ってください。


 重い肝機能障害のある人、この薬の成分に対して過敏症がある人、フルボキサミンマレイン酸塩を使用中の人はこの薬を使用できません。あらかじめ医師に報告してください。


③妊婦、現在妊娠している可能性のある人、母乳で授乳中の人はあらかじめ医師に伝えてください。


④部屋が明るいと体内からのメラトニンが分泌されないため、眠るいときは部屋を暗くしてください。


⑤効果が翌日までもちこされて昼間眠くなることがあります。自動車運転や危険を伴う作業は避けてください。


⑥現在ほかの薬を使っていたり、ほかの薬を併用する必要が生じたときは、必ず医師に相談してください。筋弛緩剤キノロン系合成抗菌剤フルコナゾールなどの抗真菌剤、マクロライド系抗生物質リファンピシン製剤などと併用すると、副作用がおこりやすくなります。


⑦飲酒によって、薬が効きすぎて副作用や離脱症状がおこりやすくなります。服用中は禁酒を守ってください。

出典 病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版について 情報

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