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ユガ yuga

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ユガ
yuga

ヒンドゥー教神話での宇宙の紀年。ヒンドゥー教の世界創造説によれば,世界は生成と壊滅を繰返すとされ,創造から帰滅までの期間を4期に分ける。第1期クリタ・ユガ,第2期トレーター・ユガ,第3期ドバーパラ・ユガ,第4期カリ・ユガで,第4期は神の 1200年間にあたり,1,2,3期は順次その4,3,2倍である。第1期は黄金時代で正義が完全に行われ,人間の寿命も 4000歳あるが,次第に悪くなってついには暗黒に帰着する。神の1年は太陽暦の 360年とされ,第4期は太陽暦の 43万 2000年に相当するわけであるが,年数については諸説がある。現在は第4期カリ・ユガが約 5000年ほど過ぎ去ったところであるという (→カリ ) 。

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世界大百科事典 第2版の解説

ユガ【yuga】

ヒンドゥー教の宇宙論で説かれる,周期的に生滅を繰り返す宇宙の存続期間。プラーナなどにみられるヒンドゥー教の宇宙論では,宇宙は生成の時代〈成劫(じようこう)〉と破滅の時代〈壊劫(えこう)〉を周期的に繰り返す。この成劫をクリタ・ユガkṛta‐yuga,トレーター・ユガtretā‐yuga,ドバーパラ・ユガdvāpara‐yuga,カリ・ユガkali‐yugaの四つの時期〈ユガ〉に分け,これらを総称して〈四時期〉という。

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世界大百科事典内のユガの言及

【歴史】より

…すなわち,宇宙の大生成から大消滅に至る一周期のなかに,多数の中生成~中消滅の周期が含まれ,この中周期のそれぞれのなかにはまた,多数の小生成~小消滅の周期が含まれるというのである。こうした循環説の一つによれば,小周期はクリタKṛta,トレーターTretā,ドバーパラDvāpara,カリKaliと続く四つの時代(ユガyuga)から成る。この四つのユガは生成・繁栄から衰退・消滅に向かう一連の期間とみられており,現在は前3102年に始まるカリ・ユガ(最悪時代)に属する。…

【インド天文学】より

… インド古典天文学のひとつの特徴は,惑星の平均運動の常数を巨大な周期における対恒星回転数として表現するということである。たとえば《アールヤバティーヤ》によれば,1ユガにおける太陽の回転数(すなわち恒星年数)は432万であり,地球の回転数(アールヤバタは地球の自転を認めていた)は15億8223万7500である。したがって地球と太陽の合すなわち暦日数は,これらの差(15億7791万7500)になる。…

【ヒンドゥー教】より

…宇宙はカルパごとに創造と帰滅を繰り返す。1カルパは1000マハーユガに相当し,1マハーユガはクリタユガ,トレーターユガ,ドバーパラユガ,カリユガから成り,後のユガは前のユガよりも人間の信仰・道徳性などにおいて低下しており,現在は前3102年に始まった暗黒期にあたるカリユガに当たっており,この期の終りに大帰滅が起こるといわれている。(2)業と輪廻 人間は死んで無に帰するのではなく,各自ののために,来世において再び新しい肉体を得る。…

【歴史】より

…すなわち,宇宙の大生成から大消滅に至る一周期のなかに,多数の中生成~中消滅の周期が含まれ,この中周期のそれぞれのなかにはまた,多数の小生成~小消滅の周期が含まれるというのである。こうした循環説の一つによれば,小周期はクリタKṛta,トレーターTretā,ドバーパラDvāpara,カリKaliと続く四つの時代(ユガyuga)から成る。この四つのユガは生成・繁栄から衰退・消滅に向かう一連の期間とみられており,現在は前3102年に始まるカリ・ユガ(最悪時代)に属する。…

※「ユガ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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