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ライフ・サイクル らいふさいくる

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家庭医学館の解説

らいふさいくる【ライフ・サイクル】

 ライフ・サイクル(人生周期)あるいはライフ・ステージは、おもにアメリカで活躍した精神分析学者E・H・エリクソンによる人格発達理論のことばで、人は誰でも一生のいくつかの時期に、それぞれ乗り越えるべき課題があるというものです。いろいろな精神障害も、環境や社会と関連しておこりやすい人生の節目がだいたい決まっています。
 乳幼児期は発達障害自閉症(じへいしょう)、学童期は登校拒否(とうこうきょひ)、行為障害(こういしょうがい)、てんかんなど、思春期や青年期には統合失調症、境界例(きょうかいれい)、摂食障害(せっしょくしょうがい)、人格障害(じんかくしょうがい)、神経症(しんけいしょう)など、成人期は気分障害(きぶんしょうがい)、神経症、アルコールや薬の中毒、パラノイアなど、老年期には認知症が代表的なものです。

出典|小学館
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DBM用語辞典の解説

ライフ・サイクル【life cycle】

一般には、人の一生をライフ・ステージに分け、サイクルとして生活を把握すること。各ステージがもつ固有の生活スタイルに注目しプロモーションを行うため顧客をライフ・スタイルで捉えるマーケティング。広告業界では、広告に対して前向きポジティブ)な反応が顕著である期間。広告や広告キャンペーンには、広告の紹介から始まってその広告が陳腐になりポジティブ反応をもはや引き出せなくなって終わりになるというライフ・サイクルがあると言われている。

出典|(株)ジェリコ・コンサルティング
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ライフ・サイクル
らいふさいくる
life cycle

もともとは人間の生活周期をさし、人間の一生にみられる規則的な繰り返し現象に着目し、結婚に始まる家族の形成→膨張(拡大)→縮小→消滅という過程を周期的にとらえる考え方のことである。家族の経済生活と以上の過程との間には密接な関係があり、それぞれの段階に応じて家族構造や消費構造などに特色がみられる。この考え方は、その後家族社会学家政学、住宅学などに応用され、家庭の長期的な生活設計や福祉計画立案のために活用されるようになった。すなわち、生涯の各段階において、経済的、社会的な不安を除くための十分な体系的保障を与え、それによって各人の自助の営みを容易にしようとする生涯設計のための計画がそれである。それは、高齢者、老人、身障者などの生活安定を保障し、さらに世代間の相互扶助の関係を家庭と社会の双方で再構築し、同時に教育や就業の機会を与え、国民各自の自助努力を積極的に促進しようとするものである。[伊藤善市]

商品のライフ・サイクル

ライフ・サイクルをプロダクト・ライフ・サイクルに用いる場合もある。これは製品の寿命をさす。いかなる商品もライフ・サイクルという現象を宿命的にもち、市場への導入、発展、成熟、衰退の四段階をたどるものであり、一定の時期を越えると流行としての魅力と機能の新奇さが切り崩されるのが常である。第二次世界大戦後、技術革新と情報化の進展に伴って、新製品の開発や消費者選好の変化が加速化したため、商品のライフ・サイクルが短縮化するようになった。そのため、企業の盛衰、産業の新しい分野への進出が加速化し、競争者の新規参入が容易となった。したがって、企業の側では消費者の動向を先取りし、商品の寿命を的確に把握し、衰退期に達する前に、新商品を開発することが不可欠となってきた。このことは、情報化社会においては、生産とは物をつくることではなく価値をつくることである、ということを示すものである。
 また、これとは別に、1990年代後半以降、商品が環境に与える影響を、資源の採取、原材料の加工、商品の生産、消費、廃棄など各過程ごとに評価し、より環境負荷の小さい方法や原料を選択していこうという考え方が一般的になりつつある。この考え方をライフ・サイクル・アセスメントとよぶ。[伊藤善市]
『今居謹吾著『ライフサイクルの理論と実際』(1980・日本能率協会) ▽P・カイロ著、川島誠一郎訳『ライフサイクル 生と死の進化学』(1982・どうぶつ社) ▽高橋隆一編著『新製品開発のプロジェクトマネジメント』(2000・同友館) ▽橘木俊詔編著『ライフサイクルとリスク』(2001・東洋経済新報社)』

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