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ラスカリス Lascaris, Constantine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ラスカリス
Lascaris, Constantine

[生]1434. コンスタンチノープル
[没]1501. メッシナ
イタリアに亡命したギリシア文法学者。 1453年コンスタンチノープル陥落後,ミラノに移ってスフォルツァ家の教師となった。のちナポリ,メッシナギリシア語を教え,多くの貴重なギリシア語写本を残した。"Erotemata" (1476) はギリシア語文法の良書として長く価値を保った。

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世界大百科事典 第2版の解説

ラスカリス【Andreas Iōannēs Laskaris】

1445ころ‐1535
ビザンティン帝国出身の人文主義者。ラテン名Andreas Johannes Lascaris。ベネチア在住の同胞ベッサリオン枢機卿を頼りイタリアに渡ったが,1472年同枢機卿が死んだためフィレンツェに移り,メディチ家当主ロレンツォの庇護を得て,アポロニオス,カリマコス,《ギリシア詞華集》等の校訂本出版を手がけた。またメディチ家の代理人としてトルコ支配下の旧帝国領を巡り,ギリシア古典の古写本を買い集めた。

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世界大百科事典内のラスカリスの言及

【メディチ家】より

…【在里 寛司】
[メディチ家蔵書]
 メディチ家第2代当主コジモはニッコロ・ニッコリやポッジョ・ブラッチョリーニらの収書活動に援助を与え,また彼らの協力を得てギリシア・ローマ古典や教父著作の古写本を自らも買い集めたが,ニッコリが死ぬと,彼が遺贈した収書を基に自らの蔵書の一部も加えて1447年サン・マルコ修道院内に図書室を開設し,一般に公開して利用に供した。収書熱は息子のピエロをはじめとする後代にも引き継がれ,とくに第3代当主ロレンツォはラスカリスに委嘱して旧ビザンティン帝国領内に散在するギリシア古典写本を系統的に集めさせた。こうして収集された写本のうち貴重なものは,サン・マルコ図書室の蔵書とは別に非公開の蔵書として自邸内にとどめられたが,フィチーノやポリツィアーノらメディチ家出入りの人文主義者には自由に貸し与えられ,古典研究に益した。…

※「ラスカリス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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