精選版 日本国語大辞典 「リトマス」の意味・読み・例文・類語
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色素の一つ。種々の地衣類、とくにリトマスゴケRoccella、チャシブゴケLecanora、ヨコワサルオガセUsnea diffractaなどをアンモニアと炭酸カリウムで処理し、発酵させてつくる。紫色の無定形粉末で、水、アルコールに溶ける。アゾリトミン、エリスロリトミンを主成分とし、オルセイン、エリスロレインなどを含む混合物であり、アゾリトミンのみが酸塩基指示薬の性質をもっている。リトマスの変色域は通常の酸塩基指示薬より広く、pH4.5~8.3であり、酸性側で赤色、アルカリ性側で青色を呈する。リトマス試験紙、あるいはリトマス溶液を白亜または石膏(せっこう)の粉末にしませ、これを固めて小粒にしたものが市販されている。
[成澤芳男]
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
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種々の地衣類,とくにVariolaria,Lecanora,Rocella種から得られる色素.分子量約13000.青色の無定形粉末.いろいろな化合物の混合物であるが,水,エタノールに可溶.水溶液の酸性が pH 4.5以下で赤色,8.3以上で青色を示す.リトマス紙の調製に使われる.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
[1864~1915]ドイツの精神医学者。クレペリンのもとで研究に従事。1906年、記憶障害に始まって認知機能が急速に低下し、発症から約10年で死亡に至った50代女性患者の症例を報告。クレペリンによっ...
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