日本大百科全書(ニッポニカ) 「リトマス試験紙」の意味・わかりやすい解説 リトマス試験紙りとますしけんしlitmus paper リトマス溶液を濾紙(ろし)にしみ込ませて乾燥した試験紙で、溶液の酸性、アルカリ性を検出するのに用いられる。青色と赤色の2種類ある。青色のものは、リトマスのアルコール溶液に少量のアンモニアを加えた溶液に浸し、赤色のものは塩酸を加えた溶液を用いてつくる。変色域はpH4.5~8.3で、精度はあまりよくない。酸性色は赤色、アルカリ性色は青色である。赤色のリトマス試験紙を溶液に浸して青色になればその溶液はアルカリ性であり、青色のものを浸して赤色になれば酸性である。[成澤芳男][参照項目] | 酸塩基指示薬 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例