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リムノス島 リムノスとうNísos Límnos

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

リムノス島
リムノスとう
Nísos Límnos

古代ギリシア語読みではレムノス Lēmnos。ギリシア,エーゲ海北東部にある島。ハルキディキ半島東端と小アジア半島北西岸とのほぼ中間に位置する。おもに火山岩から成り,西部は樹木のない山地,東部は肥沃な平野となっている。中心都市は西岸のミリナ。 1931~36年イタリア人により東岸で新石器時代以降の4層の集落跡が発掘された。古代には北岸に中心都市ヘファエスティアがあり,その近くからは前8~6世紀の広いネクロポリス (墓地) が発掘されている。ビザンチン帝国衰退後,ベネチアジェノバオスマン帝国によってかわるがわる支配された。バルカン戦争後 1913年ギリシア領。現在,主産業はクワ,果樹の栽培,ヒツジの飼育。面積 476km2。人口1万 5721 (1981) 。

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デジタル大辞泉の解説

リムノス‐とう〔‐タウ〕【リムノス島】

LimnosΛήμνος》ギリシャ、エーゲ海北東部の島。火山島で温泉があり、ギリシャ神話における火と鍛冶の神ヘファイストスの信仰の地として知られた。主な町はミリナとムドロス。レムノス島

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

リムノス島
りむのすとう
Lmnos

エーゲ海北東部、ダーダネルス海峡の西方に位置するギリシア領の島。レムノス島Lemnosともいう。面積476平方キロメートル、人口約1万7000。中心地は西岸のカストロン(ミリーナともいう)。火山島で、海岸線は入り組んでいるが土地は平坦肥沃(へいたんひよく)であり、果樹栽培が盛ん。薬用のリムノス粘土も産出する。[真下とも子]

歴史

定住の歴史は古く、東岸のポリオクニPoliochniには先史時代の遺跡がある。ギリシア世界と関係をもつのは紀元前8世紀以降であり、伝承によれば、初期の住民はペラスゴイPelasgoi、あるいはティルセノイTyrsenoiとよばれた。1885年に発見された前6世紀ごろの墓碑銘に刻まれた文字は、未解読のエトルリア語と関連をもつようである。古代には小麦の産地であった。前500年ごろアテネのミルティアデスにより征服され、前450年ごろにはアテネの屯田兵の入植地(クレルキア)となった。ローマ、ビザンティン帝国、ベネチア、ジェノバの支配を経て、1478年オスマン帝国(トルコ)領となり、1913年以降ギリシア領。[中村 純]

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