リンケージ(その他表記)linkage

翻訳|linkage

デジタル大辞泉 「リンケージ」の意味・読み・例文・類語

リンケージ(linkage)

連鎖れんさ

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精選版 日本国語大辞典 「リンケージ」の意味・読み・例文・類語

リンケージ

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] linkage )
  2. メンデルの独立の法則に従わず、両親形質の組み合わせがそのまま次の代に残される現象。同一染色体上にある遺伝子と相同染色体上の対立遺伝子との間に交差がなければ減数分裂においてともに行動し、同一配偶子にはいるところから起こるもの。連関連鎖。〔生物と無生物の間(1956)〕
  3. ( 連鎖、接続の意 ) 二国間の複数の懸案を関係づけて交渉し、それぞれの問題について互いに譲歩を重ねながら、全体をまとめて解決していく外交交渉のやり方。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リンケージ」の意味・わかりやすい解説

リンケージ
linkage

連係」と訳される。併存する2つの政治的体系において,一方起点をもち,他方に反作用を生じさせる連続的な反復行動のすべてをさす。そのような行動には直接的なものと間接的なものがあり,連係の過程には浸透的,反応的,競争的の3つのタイプがある。 1969年アメリカの国際政治学者 J.ローズノウによって,国内政治と国際政治の間の連係を分析するために提唱された。これら両者をこれまでのように別個に扱うのではなく,相互に作用し合う2つのシステムとみなすことによって,国内政治と外交政策との関連をより正確に分析しようとしたもの。このような概念が提唱されるのは,今日,国境が従来のように堅固な壁ではなくなり,国内政治の国際化,国際政治の国内化といわれるような,相互浸透の状況が存在しているからである。またこの用語はある争点領域で相手側から譲歩を引出すために他の争点領域の問題と結びつけて外交交渉を行う場合のように,政策概念としても用いられる。ニクソン政権時代にキッシンジャー国務長官が人権問題をめぐってソ連から対米譲歩を引出すために最恵国待遇を与えるという形で通商政策と連係させた事例などはこれにあたる。このような政策をリンケージ政策と呼ぶ。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「リンケージ」の意味・わかりやすい解説

リンケージ
りんけーじ
linkage

生物の二つ以上のそれぞれ別の形質を支配する遺伝子が、同一染色体上にあって、それらの形質または遺伝子が相伴って子孫に伝えられること。連鎖、連関ともいう。

[黒田行昭]

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百科事典マイペディア 「リンケージ」の意味・わかりやすい解説

リンケージ

連鎖

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