コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

リンドウ(竜胆) リンドウGentiana scabra var. buergeri; gentian

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

リンドウ(竜胆)
リンドウ
Gentiana scabra var. buergeri; gentian

リンドウ科の多年草。茎の高さは約 50cm。対生する葉には柄がなく,長さ4~8cmの披針形で3脈を有し,表面はざらつく。この3脈は,細いササの葉に似ているのでササリンドウの別名がある。秋に長さ4~6cm,径 2cmほどの筒状で先が5裂した青紫色の花をつける。日が当ると花冠が開く。葉茎ともに錆色に焼けることが多い。本州,四国,九州の山野に普通にみられ,観賞用として栽培もする。地下茎は白い紐状でやや太く,茎とともに噛むと苦い。これを漢薬竜胆 (りゅうたん) といい健胃剤に用いる。本来中国でいう竜胆は本種の母種で,中国や朝鮮半島などアジア大陸の東部に分布し,葉は厚くざらつく。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディアの解説

リンドウ(竜胆)【リンドウ】

リンドウ科の多年草。本州〜九州のやや乾燥した草原にはえる。茎はしばしば斜上し,高さ30〜90cm,葉は対生し,披針形で長さ4〜12cm,縁には小さな突起があってざらつく。
→関連項目カンパリ

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

リンドウ【リンドウ(竜胆) Gentiana scabra Bunge var.buergeri (Miq.) Maxim.subvar. orientalis (Hara) Toyokuni】

秋の草原を彩る青紫色の花を咲かせるリンドウ科の多年草(イラスト)。茎は直立または斜上し,花を含めた高さは15~60cm,まれに1mに達し,しばしば帯紫緑色。根出葉は鱗片状,茎葉は卵状披針形または披針形で,長さ3~10cm,3脈あり,へりには突起があってざらつく。9~11月に,茎頂および葉腋(ようえき)に1個から多数の花をつける。花は無柄,萼は5中裂し,裂片は線状披針形で不同。花冠は筒状鐘形で長さ4~6cm,青紫色から紫紅色,まれに白色(シロバナリンドウ)で5裂し,裂片間の副片(副花冠)は小型で三角形。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のリンドウ(竜胆)の言及

【肝】より

…《日本書紀》などに言う延夜美(えやみ)は熱性流行性疾患群だが,これに用いられたのが竜胆である。ただし,竜胆はリンドウで,その根は解熱剤でなく健胃剤として用いられる。肝臓が重症の病に効くという話も古くからあり,日本の童話に竜王の嫁の病を猿の生肝(いきぎも)で治すため,クラゲが使いに行くが,猿の生捕りに失敗する話がある。…

※「リンドウ(竜胆)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

リンドウ(竜胆)の関連キーワードスペイシー50

今日のキーワード

ビットコイン

インターネット上で使用できる仮想通貨の一つ。日本円のような法定通貨とは異なり、通貨としての機能を持つ電子データであり、1ビットコインは、1BTCという単位で表記される。仮想通貨と似たものに、オンライン...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android