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レンゲソウ(蓮華草) レンゲソウAstragalus sinicus; milk vetch

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

レンゲソウ(蓮華草)
レンゲソウ
Astragalus sinicus; milk vetch

マメ科の越年草で,中国大陸原産。日本では田地に栽培されるが野生化したものも多い。茎は基部で多数に分枝し地面をはう。葉は長さ5~10cmの奇数羽状複葉で互生し,葉柄の基部に1対の托葉がある。小葉は4~5対あって卵形で先端がややくぼみ,質は薄い。4~5月に,葉のつけ根から長い柄を出し,その頂部に紅紫色または白色の蝶形花を数個輪状につける。この花のつき方をハスの花に見立てレンゲソウの名があるが,ゲンゲとも呼ばれる。花後,短い円柱形の莢が放射状に集った集合果をつくる。莢は黒く熟し先端が嘴状にとがる。根には根粒バクテリアが共生し,空中窒素を固定するので,緑肥として用いられる。

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世界大百科事典 第2版の解説

レンゲソウ【レンゲソウ(蓮華草) milk vetch】

春の草花として最も親しまれている植物の一つで,中国原産のマメ科の越年草(イラスト)。レンゲ,ゲンゲともいう。緑肥として全国で広く栽培され(最盛期は全国で30万ha),今日では田畑野原,土手,道端などの日当りのよいやや湿った土地に野生化している。高さ10~30cm。葉は互生し,羽状複葉で9~11枚の奇数個の小葉をつける。4~6月に葉腋(ようえき)から10~15cmの花柄を伸ばし,先端に7~10個の蝶形花をつける。

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世界大百科事典内のレンゲソウ(蓮華草)の言及

【ベッチ】より

…飼料や緑肥として利用されるマメ科の植物。おもにソラマメ属Viciaの植物をさすが,このほかにゲンゲ属Astragalusのゲンゲ(レンゲソウ)などもミルクベッチmilk vetchと呼んで同類に含める。飼料用あるいは緑肥用に利用されるベッチのおもなものには次のような種がある。…

【豆】より

…マメ科の牧草は土地を肥沃にするだけでなく,タンパク質やアミノ酸の含有量も高いため良好な家畜飼料になる。また,生育したマメ科植物を土壌中にすきこんだり(緑肥),堆肥を作ることも広く行われ,日本のレンゲソウはその典型的な例である。 マメ科植物は種々の配糖体を有していたり,窒素を含有する化合物であるアミン類を含有するものが多く,これらは特有の生理活性を示し,薬用植物にされるものも多い。…

※「レンゲソウ(蓮華草)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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