ロンドンにある国立絵画館。ロシア生れの銀行家アンガーステインJ.J.Angersteinの美術収集が国家に購入され,1824年その邸宅で公開されたのが起源である。現在のトラファルガー・スクエアの建物は1833-37年にウィルキンズW.Wilkinsの設計によって建設された。他の西欧諸国の国立美術館の多くと異なり,王家の収集を原型とせず,創立後現在に至るまでの歴代館長の鑑識眼と好みとによって順次収集された作品に個人の寄贈,遺贈が加わったという特徴をもつ。現在の所蔵品は,ヨーロッパ13世紀から20世紀初頭までのほとんどあらゆる時代と地域にわたり,優れた保存技術と適切な展示方法とによって,鑑賞しやすくかつ教育的配慮のゆきとどいた世界有数の美術館となっている。所蔵品の目録をはじめ,各種の研究・出版事業も意欲的に行っている。
執筆者:鈴木 杜幾子
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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