ローリング

デジタル大辞泉 「ローリング」の意味・読み・例文・類語

ローリング(rolling)

[名](スル)
転がること。回転すること。また、左右に揺れること。
船舶・航空機などが進行方向に対して横に揺れること。横揺れロール。「船が大きくローリングする」⇔ピッチング

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精選版 日本国語大辞典 「ローリング」の意味・読み・例文・類語

ローリング

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] rolling )
  2. 回転すること。
  3. 船や飛行機が進行方向に対して横ゆれすること。ロール。
    1. [初出の実例]「船体の劇しく縦動(ピッチング)又は横動(ローリング)する時」(出典:舶用機械学独案内(1881)〈馬場新八・<著者>吉田貞一〉前)
  4. 波のうねり。ロール。
    1. [初出の実例]「波の大きなうねりがもり上ってローリングした」(出典:蟹工船(1929)〈小林多喜二〉三)
  5. 水泳で、競泳中に体が左右にゆれること。
  6. 回転するロールの間に金属素材を通して圧延すること。

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パラグライダー用語辞典 「ローリング」の解説

ローリング

横方向の揺れ。飛行中、片翼がリフトやシンク帯に入った時などに起こる運動である。左右のブレークコードを交互にリズミカル操作する事により人為的にも作り出す事が可能である。スパイラル急旋回)などを行う際、スピンに入らないようスピードのついた横方向のモーメントを得る為にまずローリングを行う場合もある。パイロット証実技ではピッチング同様、リズミカルなローリング運動を行い、そして止める操作を要求される。

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百科事典マイペディア 「ローリング」の意味・わかりやすい解説

ローリング

横揺れ

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世界大百科事典(旧版)内のローリングの言及

【港湾荷役】より

…一般的にピッチング周期が長くなると波浪との同調現象が発生してピッチング角が大きくなり,船首部の損傷や貨物への悪影響が生ずるため,船内重量は縦強度とトリムへ悪影響のない範囲で中央部寄りの傾向とするのがよいとされている。これに対し船内重量の上下分布は横揺れ(ローリング)周期と復原性に大きな影響を与える。重量を下部に集中させ重心位置を下げた場合は,復原性は向上するがローリング周期は短くなり,激しい動揺加速度により貨物が移動し船体の傾斜や転覆事故などを発生させる原因となる。…

※「ローリング」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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