一汁一菜(読み)イチジュウイッサイ

デジタル大辞泉 「一汁一菜」の意味・読み・例文・類語

いちじゅう‐いっさい〔イチジフ‐〕【一汁一菜】

汁一品、おかず一品だけの食事。粗末で質素な食事。

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精選版 日本国語大辞典 「一汁一菜」の意味・読み・例文・類語

いちじゅう‐いっさいイチジフ‥【一汁一菜】

  1. 〘 名詞 〙 副食物が汁(しる)一品、おかず一品だけの食事。質素な食事をいうことがある。
    1. [初出の実例]「麦飯の一汁(ヂウ)一菜(サイ)約束にて、近所の人を振舞ける」(出典咄本・枝珊瑚珠(1690)三)

一汁一菜の補助注記

「甲陽軍鑑‐品一三」に「一、饗応(ふるまい)、大身小身共に一汁(ジュ)一菜(サイ)の事」とある。

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四字熟語を知る辞典 「一汁一菜」の解説

一汁一菜

副食物がしる一品、おかず一品だけの食事。質素な食事をいうことがある。

[使用例] けれども青砥は、決して卑しい守銭奴ではない。質素倹約、清廉潔白官吏である。一汁一菜、しかも、日に三度などは食べない。一日一度たべるだけである[太宰治*新釈諸国噺|1945]

[使用例] 僧堂朝食は一汁一菜だった。木綿豆腐味噌汁山菜の胡麻えだった[立原正秋*冬のかたみに|1975]

[類語] 粗衣粗食たんひょういん

[対義] 三汁七菜

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