デジタル大辞泉 「七つの大罪」の意味・読み・例文・類語 ななつ‐の‐たいざい【七つの大罪】 キリスト教で、人を死に至らしめる七つの欲望。傲慢ごうまん・貪欲どんよく・邪淫じゃいん・憤怒ふんぬ・貪食どんしょく・嫉妬しっと・怠惰たいだ。[補説]作品名別項。→七つの大罪 ななつのたいざい【七つの大罪】[絵画] 《原題、〈オランダ〉Zeven Hoofdzonden》ボッシュの絵画。板に油彩。縦120センチ、横150センチ。ひとつの大円と四つの小円からなり、中央の大円に戒めるべき憤怒・嫉妬・貪欲・大食・怠惰・邪淫・虚栄の罪が描かれる。マドリード、プラド美術館所蔵。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
知恵蔵mini 「七つの大罪」の解説 七つの大罪 キリスト教において罪の根源とされる、七つの悪しき感情・欲望を指す言葉。原語の通り訳すと「七つの死に至る罪」であり、「七つの罪源」ともいわれる。一般的に、「傲慢」「嫉妬(ねたみ)」「憤怒」「怠惰」「強欲(貪欲)」「暴食(貪食)」「色欲」の七つのことをいう。聖書に記されているものではなく、4世紀頃に神学者によって提示され、後にローマ教皇(カトリック教会)が取り入れたことにより、キリスト教圏に広まり現代にまで伝わることとなった。七つの大罪というモチーフは、様々な映画・マンガ・ゲーム・小説・音楽などに使われてきた。特に1995年の米国の映画「セブン」(デヴィッド・フィンチャー監督、ブラッド・ピット/モーガン・フリーマン主演)は、七つの大罪の一つ一つに沿って物語が展開するサイコ・サスペンスで、世界中で大ヒットした。 (2014-8-11) 出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報 Sponserd by
デジタル大辞泉プラス 「七つの大罪」の解説 七つの大罪 鈴木央による漫画作品。『週刊少年マガジン』2011年52号に読み切り作品として掲載されたのち、同誌の2012年45号から2020年17号まで連載。週刊少年マガジンコミックス全41巻。「アーサー王伝説」をモチーフとするアクション・ファンタジー。2014年、第7回マンガ大賞にノミネート。同年10月~MBS・TBS系列にてアニメ化作品を放映。2015年、第39回講談社漫画賞(少年部門)受賞。テレビアニメ、劇場アニメ、舞台化作品もある。 出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「七つの大罪」の意味・わかりやすい解説 七つの大罪ななつのたいざいSeven deadly sins キリスト教において,他のもろもろの罪の原因となると考えられた7項の罪。これは初期キリスト教の修道生活の考え方に由来する。 (1) 虚栄あるいは尊大,(2) 貪欲,(3) 法外かつ不義なる色欲,(4) 暴食および酩酊,(5) 憤り,(6) 嫉妬,(7) 怠惰をいう。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by