コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

三侠五義 さんきょうごぎ San-xia wu-yi

3件 の用語解説(三侠五義の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

三侠五義
さんきょうごぎ
San-xia wu-yi

中国,清末の口語章回小説。石玉崑の作。 120回。光緒5 (1879) 年刊。作者は北京の講釈師で,その講談を筆記したのが本書。初め明末の裁判小説『包公案』『竜図 (りゅうと) 公案』をもととした,宋代の名判官包拯 (ほうじょう) の名裁判物語が繰広げられるが,26回頃から筋立てが変り,三侠五鼠 (ごそ) と呼ばれる侠客たちの活躍が主題となり,やがてすべて帰順して功を立てるという『水滸伝』的な結末で締めくくられる。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

三侠五義【さんきょうごぎ】

中国,清末の長編白話小説。石玉崑(せきぎょくこん)の講談をまとめたもの。1879年北京刊。正しくは《忠烈侠義伝》。全120回。宋の包拯(ほうじょう)の名裁判と,三侠客(実は4人)・五義賊の活躍を描く。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

三侠五義
さんきょうごぎ

中国、清(しん)代の末につくられた通俗小説。120回。原名は『忠烈侠義伝』。単弦芸人の石玉崑(せきぎょくこん)(1810?―71?。字(あざな)は振之(しんし)、天津(てんしん)の人)が、北宋(ほくそう)の包拯(ほうじょう)の名裁判物語『竜図公案(りゅうとこうあん)』などを素材として語った講談を筆録したもの。初版は1879年(光緒5)。前半は宮廷内の争いで追われた仁宗(じんそう)の母の無実を明らかにするなど包拯の名裁判官としての活躍、後半は彼に心服した3侠人(実際は4人)と5義賊が、悪人を懲らしめ弱きを助ける痛快な物語であり、当時の世相がよく描かれ、清代の侠義小説では傑出しているが、包拯・仁宗のほかは架空の人物である。これに兪(ゆえつ)は、侠人を3人加え、史伝にあわせて改作し『七侠五義』と題して1889年(光緒15)に出版した。続作に1代下の5侠人が活躍する『小五義』124回、『続小五義』124回がある。いずれも政府に協力する点で、「招安」後の『水滸伝(すいこでん)』後半の流れをくむといえる。[尾上兼英]
『鳥居久靖訳『中国古典文学大系48 三侠五義(抄)』(1970・平凡社)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

三侠五義の関連キーワード海上花列伝今古奇観口語詩李宝嘉明石玉口語訳孽海花呉沃尭三俠五義石玉崑

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone