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竜図公案 りゅうとこうあん Long-tu gong-an

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

竜図公案
りゅうとこうあん
Long-tu gong-an

中国,明の裁判小説。別名『包公案』。作者未詳。 10巻。北宋の仁宗の頃の名判官包拯 (ほうじょう) にまつわる伝説を短編小説とし,集めたもの。版本に繁簡2種があり,繁本は 100話,簡本は 66話から成る。

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百科事典マイペディアの解説

竜図公案【りょうとこうあん】

中国,明代の小説。作者不明。別名を《包公案》。宋の竜図閣待制包拯(ほうじょう)〔999-1062〕の名裁判物語集。公案(裁判)小説の代表。100話,66話,63話の3本が伝存。
→関連項目三侠五義

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大辞林 第三版の解説

りゅうとこうあん【竜図公案】

中国、明代の通俗小説。一〇巻。作者未詳。北宋の名裁判官、竜図閣学士包拯ほうじようを主人公とする裁判物語。「棠陰比事とういんひじ」とともに日本に伝わって大岡政談の成立に影響した。包公案。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

竜図公案
りゅうとこうあん

中国、宋(そう)初の判官包拯(ほうじょう)による公案(犯罪の捜査、裁判)の形式をとった短編小説集。『包公案』ともよばれる。宋代から戯曲小説として語り始められてきた包公説話は、元曲として発展を遂げ、明(みん)初にはいくつかの連続物を構成していたと推定される。その後向敏中(こうびんちゅう)、周新といった判官の公案記録の取り込み、当時成立していた文語口語双方の小説からの改作がなされ、万暦(1573~1619)初めに百回本の『包竜図判百家公案』が成立した。『竜図公案』はこれを受け、3分の1ほどを当時流行の『廉明(れんめい)公案』などの小説集と差し替える一方、順序も改め、各回を完全に独立した一話として明末に刊行したものであり、繁本と簡本とがある。江戸裁判物への影響は『棠陰比事(とういんひじ)』に次いで大きい。[大塚秀高]

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