日本歴史地名大系 「三宝寺池」の解説 三宝寺池さんぼうじいけ 東京都:練馬区上石神井村三宝寺池[現在地名]練馬区石神井台一丁目石神井(しやくじい)公園内にあり、三宝寺の側にあるためこの名があるが、サンポウジともよばれる。石神井川の水源。池の大きさは、古くは四、五町余もあったが、しだいに狭くなり、江戸時代後期には東西六〇間余・南北五〇間余であった(風土記稿)。池の中に小島があり、池霊弁財天祠が祀られている。池の水は冬温かで夏冷たく、洪水にあふれず旱魃でもかれず、常に湧き出て石神井川となって数十ヵ村を灌漑し、その下流は板橋、王子(おうじ)(現北区)をめぐって荒川に合流した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「三宝寺池」の意味・わかりやすい解説 三宝寺池さんぽうじいけ 東京都練馬区の南西部に位置する石神井 (しゃくじい) 公園にある池。面積 0.02km2。武蔵野台地の浸食谷にある池で,3ヵ所の湧水が供給源。最深点は北西端の 2.65m。石神井川の水源の1つ。コウホネ,マコモ,ミツガシワなどの沼沢植物群落は天然記念物。池内には弁天堂があり,南岸の氷川神社,三宝寺境内は石神井城跡。付近は東京都指定の風致地区で,住宅地域。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by