三条局(読み)さんじょうのつぼね

朝日日本歴史人物事典 「三条局」の解説

三条局

没年:寛元2.9.28(1244.10.31)
生年:生年不詳
鎌倉前期の幕府に仕えた女房。法橋範智の娘。源頼朝母方従姉妹に当たる。古儀に通じ,縫殿別当を務めるなど,営中にあって重きをなした。承久1(1219)年鎌倉雪ノ下に屋地を与えられ,同3年には居宅が北条義時妻の産所となっている。

(奥田環)

三条局

生年:生没年不詳
鎌倉中期の女房。亀山天皇の妾。正三位三条実平娘。典侍として仕え,大納言典侍と号す。良助法親王,聖雲法親王,覚雲法親王,摂政九条師教の北政所となった皇女を生んだ。

(秋山喜代子)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報