上屋敷(読み)かみやしき

大辞林 第三版の解説

かみやしき【上屋敷】

江戸時代、地位の高い大名・武家が平常の住居とした屋敷。特に、諸国の大名が江戸市中に設けて、平常の住居とした屋敷。 → なか屋敷 ・しも屋敷

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

上屋敷
かみやしき

大名屋敷の一つ。居(い)屋敷ともいい、大名とその妻子が住んだ。江戸城の西の丸下、丸ノ内など登城・勤番に便利な地に置かれた。[編集部]

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精選版 日本国語大辞典の解説

あがり‐やしき【上屋敷】

〘名〙 江戸時代、犯罪人から没収して官有とした屋敷。
※浄瑠璃・最明寺殿百人上臈(1699)上「建暦以来御かんきむほんの輩(ともがら)の、あがりやしきの明地多し」

かみ‐やしき【上屋敷】

〘名〙 江戸時代、高位または裕福な大名や旗本が平常居住した屋敷。かみやかた。→中屋敷下屋敷
※蘆名家記(1598頃)一「上屋敷は三の丸に有しを、屋敷をも取上げ、米代の西の方にて、少の所を上屋敷に被下」

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世界大百科事典内の上屋敷の言及

【大名屋敷】より

…当初は外様大名の妻子在府にはじまり幕府も屋敷地を適宜賜与していたが,1635年(寛永12)参勤交代制の確立以来,諸大名の江戸藩邸の設置が一般化し計画的な配置が行われるようになった。とくに明暦の大火(1657)後,屋敷を上・中・下に分け,上屋敷は原則として西丸下,丸の内,外桜田,愛宕下に,中屋敷は江戸城外郭の内縁に沿う範囲に,下屋敷は近郊に与えられた。これら幕府からの拝領屋敷のほかに,百姓地を買収した抱屋敷のある場合もあった。…

【武家屋敷】より

…また用途によって拝領居屋敷,中屋敷,下屋敷,抱屋敷といった類別もされた。拝領居屋敷は幕府から公給される屋敷で,上屋敷ともよばれる。中屋敷,下屋敷は願い出て入手する屋敷で,抱屋敷は陪臣や奉公人を住まわすための屋敷である。…

※「上屋敷」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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