下手糞(読み)ヘタクソ

デジタル大辞泉 「下手糞」の意味・読み・例文・類語

へた‐くそ【下×糞】

[名・形動]非常に下手なこと。また、そのさまや、そのような人。「下手糞な絵」
[類語]下手拙劣拙悪稚拙未熟幼稚不細工無器用不得手不得意へぼから下手からっ下手つたなまずいたどたどしいぎこちない

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「下手糞」の意味・読み・例文・類語

へた‐くそ【下手糞】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 非常に下手なこと。また、そのさま。そういう人をののしってもいう。
    1. [初出の実例]「所作らしい諸行無常のかねの声〈春澄〉 鞁(つづみ)の下手くそ寺は桂の〈似春〉」(出典:俳諧・江戸十歌仙(1678))
    2. 「泥でなすくったような下手くそな字で」(出典:羽なければ(1975)〈小田実〉二一)

へたっ‐くそ【下手糞】

  1. 〘 名詞 〙 「へたくそ(下手糞)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「至って下手(ヘタ)ッ糞(クソ)尺八で御座ります」(出典:人情本・恩愛二葉草(1834)三)

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