へぼ(読み)ヘボ

デジタル大辞泉 「へぼ」の意味・読み・例文・類語

へぼ

[名・形動]
技術技芸が劣ること。また、そのさま。「へぼ将棋」「へぼ侍」
野菜果物出来の悪いこと。また、そのさま。「へぼうり」「へぼかぼちゃ」
[類語](1下手拙劣拙悪稚拙未熟幼稚不細工無器用不得手不得意下手くそから下手からっ下手つたなまずいたどたどしいぎこちない

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「へぼ」の意味・読み・例文・類語

へぼ

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 技量のつたないこと。腕前の拙劣なさま。また、その人。へた。
    1. [初出の実例]「何(なん)のへぼのくせに」(出典:洒落本・寸南破良意(1775)一座)
    2. 「へぼ曰こううったならどふにげる」(出典:雑俳・柳多留‐一一六(1832))
  3. すぐれたところのない、平凡なこと。また、その人やそのさま。
    1. [初出の実例]「平凡(ヘボ)の女どもは」(出典:内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙〉八)
  4. 野菜・果物の出来の悪いこと。また、そのさまやその不出来の物。うらなり。
  5. 水疱瘡(みずぼうそう)。〔日葡辞書(1603‐04)〕
  6. (はち)一種。〔日葡辞書(1603‐04)〕

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