空下手(読み)カラヘタ

デジタル大辞泉 「空下手」の意味・読み・例文・類語

から‐へた【空下手】

[名・形動]この上もなくへたなこと。まったくへたなこと。また、そのさま。からっぺた。「空下手だから人前では歌えない」
[類語]下手拙劣拙悪稚拙未熟幼稚不細工無器用不得手不得意へぼ下手くそつたなまずいたどたどしいぎこちない

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精選版 日本国語大辞典 「空下手」の意味・読み・例文・類語

から‐へた【空下手】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「から」は接頭語 ) この上もなくへたなこと。からっぺた。
    1. [初出の実例]「から下手(ヘタ)な癖に講釈だけは他(ひと)一倍やかましく」(出典茶話(1915‐30)〈薄田泣菫〉机)

からっ‐ぺた【空下手】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 「からへた(空下手)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「源次郎は、剣術は極下手(カラッペタ)にて」(出典:怪談牡丹燈籠(1884)〈三遊亭円朝〉一五)

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