拙悪(読み)セツアク

精選版 日本国語大辞典 「拙悪」の意味・読み・例文・類語

せつ‐あく【拙悪】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 拙劣で粗悪なこと。まずくて、悪いこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「その画図、また拙悪なりし故」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉六)
    2. [その他の文献]〔韓偓‐朝退書懐詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「拙悪」の読み・字形・画数・意味

【拙悪】せつあく

拙劣。〔隋書、経籍志一〕隋の開皇三年~異本訪す。書一卷に絹一匹を賞し、に定まれば、本はに歸す。是(ここ)に於て民異書出づ。~經漸く備はる。其の得るを檢するに、多くは太(陳)の時の書にして、紙ならず、書も亦た拙惡なり。

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