幼稚(読み)ヨウチ

デジタル大辞泉 「幼稚」の意味・読み・例文・類語

よう‐ち〔エウ‐〕【幼稚】

[名・形動]
年齢がおさないこと。子供であること。
考え方・やり方などが未発達なこと。子供っぽいこと。また、そのさま。「幼稚なアイデア」
[派生]ようちさ[名]
[類語]幼少幼弱幼時幼年若齢若年弱小弱冠年少年若としわか年弱としよわヤングうら若い若若しい若やか若やぐ若気ういういしいみずみずしい幼い未熟下手若い拙劣拙悪稚拙不細工無器用不得手不得意へぼ下手くそから下手からっ下手つたなまずいたどたどしいぎこちない子供っぽい青い青臭い乳臭いくちばしが黄色い子供らしいいとけない稚気幼少童心幼心おさなごころ子供心頑是ない子供じみる大人気ない

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精選版 日本国語大辞典 「幼稚」の意味・読み・例文・類語

よう‐ちエウ‥【幼稚・幼穉】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 年が少ないこと。いとけないこと。また、そのさま。幼少。
    1. [初出の実例]「此神器。欲皇太子。而年歯幼稚。未深宮」(出典続日本紀‐霊亀元年(715)九月庚辰)
    2. 「幼穉(ヨウチ)の時より学文の仕こみ格別なる上」(出典:授業編(1783)一)
    3. [その他の文献]〔漢書‐王莽伝〕
  3. 知識、技術などが、十分に発達していないこと。また、そのさま。未熟。
    1. [初出の実例]「是等は石鼓の文字に比すれば幼稚な事ぞ」(出典:四河入海(17C前)二)

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普及版 字通 「幼稚」の読み・字形・画数・意味

【幼稚】よう(えう)ち

幼児。晋・陶潜〔帰去来の辞、序〕余(われ)、家しく、植以て自ら給するに足らず。幼稚室に盈(み)ち、(かめ)に粟(ちよぞく)無し。

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