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下請(け) シタウケ

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デジタル大辞泉の解説

した‐うけ【下請(け)】

[名](スル)ある人や会社などが引き受けた仕事の全部または一部を、さらに引き受けてすること。また、その人。下請負。又請(またう)け。「下請けに出す」「建築工事を下請けしている」

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百科事典マイペディアの解説

下請【したうけ】

下請負とも。請負人が自ら引き受けた仕事の完成をさらに第三者(下請人)に請け負わせること。請負人は下請負の行為に対して自己の行為と同様な責任を負う。建設業法は一括下請を禁止している。

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世界大百科事典 第2版の解説

したうけ【下請】

下請の概念は必ずしも一義的ではないが,通常は価格形成力の対等でない外注を下請という。すなわち,発注企業の価格形成力が強く,受注企業が不利をこうむる外注関係が下請関係である。一般に部品または半製品の加工や生産をより規模の小さい企業に外注する場合,発注企業の需要独占の程度が強く,かつ,受注企業の間の競争が激しい市場構造において,下請関係が成立しやすい。逆に,発注企業の需要独占が存在せず,かつ,受注企業の競争が激しくない場合には,価格形成は受注企業に有利になり,下請関係は成立しない。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

下請
したうけ

経済的、技術的に劣位にある中小企業が、特定の大企業に従属しながら、その支配・統制の下で大企業の注文を受けて生産を行う体制。下請(制)は、大企業と中小企業間の関係であるが、市場メカニズムにたつ単発的な外注関係ではなく、支配と従属の関係を持続的に内包している点に決定的な特徴がある。欧米にも外形の類似したサブコントラクト・システムsubcontract systemとよばれる一種の下請制はあるが、その範囲は日本の場合ほど広範かつ縦深‐階層的でなく、支配・従属の関係というよりは専門工場の利用という色彩がはるかに強い。日本では、中小企業の数が圧倒的に多いという事情もあって、広範囲に下請制が普及している。大企業(親企業)にとっては、低賃金による低コスト生産、景気変動クッション、資本設備の固定化回避ないし資本節約という利点があり、下請企業にとっては、資金・技術の援助が受けられることや販売問題の解消などの利点があるためである。[森本三男]

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世界大百科事典内の下請(け)の言及

【請負】より

…しかし,現実にはその境界はきわめて微妙であり,請負の形をとった労務供給による中間搾取が発生する危険がつねにある。また大企業がその業務,工程の一部を主として中小企業に外注,委託する,日本に広範に存在する下請制も請負の重要な一形態である。近年,企業が行う業務内容が複雑,多様になってきており,またサービス経済化の進展に伴って,そうした業務を専門に引き受ける企業が発生,拡大しているため,建物・施設の維持・管理,コンピューターの管理,運転,事務処理など多様な分野で外部委託を行う企業が増えており,請負の新たな形態として注目されている。…

【建設業】より

… 建設業は多くの工事部門から構成される総合組立産業であるため,ある程度以上の規模の工事では,注文主側が有力業者に発注を限定する傾向がある。こうした事情もあって,建設業では性格を異にする業者が幾重にも重なり合って重層的元請・下請関係を形成している。欧米各国が専門職種別の近代的下請制度になっているのに比べて,前近代的関係を強く残すこの下請機構の近代化は今後の課題である。…

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