製品を生産する際、その全部または一部を外部企業に発注して生産させること。受注者側からみると下請けになる。外注は、原材料を外注先に支給しないのが通常であるが、支給する場合もあり、後者をとくに加工外注または賃加工という。加工外注にはさらに、その原材料費をいずれが負担するかにより、有償支給と無償支給の別がある。外注を行う利点、理由として、(1)特殊な技術、ノウハウ、設備等を必要とし、その条件を満たす外部企業が存在する、(2)自社で生産するよりも低コストが期待できる、(3)自社の生産能力を超過する製品を生産しなければならない、などがある。外注に類似するものとして購入ないし外部調達がある。外部調達とは、既製標準品(部品など)を外部から購入して生産に充当することをいう。これに対して外注は、仕様書、設計図等によって外注先に内容を指示し、特別に生産させる点に最大の特色がある。外注を円滑に実施するための施策を外注管理という。
[森本三男]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新