下道氏墓(読み)しもつみちのしのはか

国指定史跡ガイドの解説

しもつみちのしのはか【下道氏墓】


岡山県小田郡矢掛町にある墓所。1699年(元禄12)、町内東三成(ひがしみなり)で石櫃(せきひつ)から銅製骨蔵器が発見された。骨蔵器は、身の口径12cm、高さ15.8cm、蓋の径24.7cm、高さ8.8cm。蓋の銘文から、下道朝臣圀勝(くにかつ)・圀依(くにより)が708年(和銅1)に母を火葬して納骨したことが判明した。下道朝臣圀勝は、奈良時代の学者吉備真備(きびのまきび)(695~775年)の父であり、圀依は真備の叔父、被葬者は真備の祖母にあたる。骨蔵器が出土した墳墓は下道氏の墓であることが判明し、「下道氏墓」として1923年(大正12)に国の史跡に指定された。骨蔵器は圀勝寺(こくしょうじ)の寺宝として保管され、国の重要文化財に指定されている。圀勝寺は墓地から北西に約1kmのところにある。JR伯備線清音(きよね)駅から井笠バス「福頼(ふくより)橋」下車、徒歩約5分。

出典 講談社国指定史跡ガイドについて 情報

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