不食(読み)フショク

デジタル大辞泉 「不食」の意味・読み・例文・類語

ふ‐しょく【不食】

食物を食べないこと。また、食欲のないこと。
不毛1」に同じ。
[類語](1絶食断食小食節食欠食食が細い食が細る/(2不毛荒蕪こうぶ

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精選版 日本国語大辞典 「不食」の意味・読み・例文・類語

ふ‐しょく【不食】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 食物を食べないこと。
    1. [初出の実例]「不食にして法花経を読誦す」(出典:今昔物語集(1120頃か)一三)
    2. [その他の文献]〔論語‐衛霊公〕
  3. 食欲のないこと。
    1. [初出の実例]「不食(フショク)病人に、粥をすすめるやうに、いろいろとすかし」(出典浮世草子傾城色三味線(1701)京)
  4. ふもう(不毛)礼記‐檀弓上〕

ふ‐じき【不食】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「じき」は「食」の呉音 )
  2. ふしょく(不食)
  3. つわりで食欲のなくなること。

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知恵蔵mini 「不食」の解説

不食

食べ物を摂取しないで生活すること。主に宗教的行為食事療法として行われる断食、絶食とは異なり、食欲と闘わずして食べない行為を指す。実践思想家の山田鷹夫(やまだたかお)による造語で、2004年に刊行した自著『不食』の中で、その概念を発表した。山田自身も不食の実践者であり、不食によって消化に使われるエネルギーが不要となるため、集中力が高い状態で持続したり、長時間の睡眠が不要になったりするなどの効果があるとしている。2015年6月、俳優の榎木孝明が30日間に及ぶ自らの不食体験について語ったことで注目を集めた。

(2015-6-19)

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