与謝野町(読み)よさの

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「与謝野町」の意味・わかりやすい解説

与謝野〔町〕
よさの

京都府北西部,阿蘇海に注ぐ野田川流域にある町。北は丹後半島の基部,南は丹後山地の北斜面に位置し,西で兵庫県に接する。2006年加悦町,岩滝町,野田川町の 3町が合体。古くから人が住み,野田川流域には弥生時代や古墳時代の遺跡が点在する。近世には廻船業でにぎわい,丹後縮緬が導入された。米作を中心とした農業が行なわれ,丹後縮緬の機業が盛ん。繊維などの工業も立地。町の中央部に位置する蛭子山古墳および作山古墳(いずれも国指定史跡)は復元され,古墳公園として整備されている。白米山古墳(しらげやまこふん),日吉ヶ丘・明石墳墓群も国の史跡に指定。南の福知山市との境には,酒呑童子の伝説で名高い大江山があり,大内峠一字観公園は天橋立の好展望地として知られる。丹後天橋立大江山国定公園に属する。北近畿タンゴ鉄道宮津線が町の北部を横断し,国道176号線,178号線,312号線が通じる。面積 108.38km2。人口 2万92(2020)。

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日本歴史地名大系 「与謝野町」の解説

与謝野町
よさのちよう

2006年3月1日:与謝郡加悦町野田川町岩滝町合併
【加悦町】京都府:与謝郡
【野田川町】京都府:与謝郡
【岩滝町】京都府:与謝郡

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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