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中村弥八(初代) なかむら やはち

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

中村弥八(初代) なかむら-やはち

1703-1777 江戸時代中期の歌舞伎囃子(はやし)方,振付師。
元禄(げんろく)16年生まれ。一噌(いつそう)六郎右衛門の次男。能役者笛方平岩加兵衛の養子となるが離縁,歌舞伎囃子方をつとめる。のち振り付けをかね,志賀山流に工夫をくわえて,舞踊中村流(弥八・虎治(とらじ)派)をおこした。安永6年6月6日死去。75歳。江戸出身。幼名は十助。通称は又八郎。作品に「釣狐(つりぎつね)」など。

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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

中村弥八(初代)

没年:安永6.6.6(1777.7.10)
生年:元禄16(1703)
江戸中期の劇場振付師を兼ねた歌舞伎囃子の笛方で,日本舞踊中村流弥八・虎治派流祖。能楽笛方一噌流中村六郎右衛門の次男十助,のちに又八郎。尾張藩お抱えの能楽笛方平岩加兵衛の養子となるが,生来の遊び好きのため享保16(1731)年に出奔。その後歌舞伎の世界に入り,弥八と改名。初めは笛方となり,60歳ごろより振付も行うようになった。娘に初代中村虎治,その養子に2代目弥八がおり,男性は弥八,女性は虎治の名跡で家元を継承していく。なお,中村流が伝える「中村家系譜」と一噌流の「笛伝来中村家書留抜書」における十助に関する記述には多少の異同がある。<参考文献>松本亀松『中村弥八・中村虎治 中村流舞踊系話』

(丸茂祐佳)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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