日本大百科全書(ニッポニカ) 「中泉」の意味・わかりやすい解説 中泉なかいずみ 静岡県磐田市(いわたし)の中央部の一地区。旧中泉町。JR東海道本線磐田駅があり、官公署、商店、住宅が密集する。徳川家康が中泉御殿を築き、のち中泉代官陣屋が置かれ、遠江(とおとうみ)、駿河(するが)、三河(みかわ)支配の中心地であった。府八幡宮は遠江国府の鎮守としてつくられ、その祭礼には豪華な山車(だし)が引き回される。別珍(べっちん)、ビロードのほかウイスキー、アルコール、製粉、精密機械の工場進出が著しい。[川崎文昭][参照項目] | 磐田(市) 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「中泉」の意味・わかりやすい解説 中泉なかいずみ 静岡県南西部,磐田原台地の南端,磐田市の中心市街地の1つ。江戸時代,遠江一円を支配した中泉代官の代官所在地。明治以降,東海道本線の開通で,駅前商店街が発達した。駅南付近には,豊かな湧水に恵まれ,染色,仕上,食品関係の工場が進出している。北郊には遠江国分寺跡 (特別史跡) や府八幡宮がある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by