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遠江国分寺跡 とおとうみこくぶんじあと

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

遠江国分寺跡
とおとうみこくぶんじあと

静岡県磐田市見付にある国分寺跡。 1951年発掘調査が行われ,金堂跡,塔跡,回廊跡,講堂跡,中門跡,南大門跡,土塁の一部などが検出され,主要伽藍の配置が明らかにされた。回廊は複廊形式に造られており,金堂正面からは石階段が発見された。また,多数の奈良時代の古瓦とともに,土器片,釘などが出土している。

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百科事典マイペディアの解説

遠江国分寺跡【とおとうみこくぶんじあと】

静岡県磐田市中央町にある寺院跡(特別史跡)。1951年塔,金堂,講堂,中門,回廊,南大門,僧坊,土塁等の遺構が調査された。南大門,中門,金堂,講堂は南北に1列に並び,塔は西側,回廊の外にある。

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国指定史跡ガイドの解説

とおとうみこくぶんじあと【遠江国分寺跡】


静岡県磐田(いわた)市見付にある寺院跡。遠江国府のあった北方に位置し、741年(天平13)に聖武天皇の詔勅によって全国に建立された国分寺の一つである。金堂跡とその正面西方に塔跡が存在し、1951年(昭和26)の発掘調査の結果、金堂跡から回廊が通じて中門にいたっていること、講堂跡や南大門跡の位置が確認され、東大寺を模した七堂伽藍(がらん)を備えていたことがわかった。寺域は周囲に土塁をめぐらせ、西側にその遺構がよく残っていて、建築跡付近から奈良時代の多数の鐙瓦(あぶみがわら)や宇瓦(のきがわら)などが発見されたことから、この寺跡は国分寺跡として学術的価値が高く、1952年(昭和27)に国の特別史跡に指定された。東西180m、南北253mの跡地は、現在、史跡公園として開放されている。磐田市内には古代の寺院や役所の遺跡が数多く分布し、とくに奈良時代には大之浦を望む台地上に遠江国府や大宝院(たいほういん)などが建立され、国府の東側には府八幡宮、さらにその東には三之宮ともいわれる天御子(あまみこ)神社、国分寺の北方には遠江国分尼寺(にじ)が建立された。JR東海道本線磐田駅から徒歩約15分。

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