明治〜昭和期の生理学者 名古屋大学名誉教授。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
生理学者。名古屋市の生まれ。1903年(明治36)愛知県立医学専門学校(名古屋大学医学部の前身)を卒業。東京帝国大学、京都帝国大学で生理学を研究したのち、南満医学堂、引き続き満州医科大学教授。1935年(昭和10)京大講師、1937年名古屋医科大学教授となった。一貫して人体の発汗に関する研究を続け、汗量測定、温度および感情による発汗の機構を解明し、1934年ロンドンで『The Physiology of Human Perspiration』(人体発汗の生理学)、1946年『汗』を刊行した。この間、1941年に発汗に関する研究により帝国学士院恩賜賞を受賞。1948年(昭和23)日本学術会議会員に選出され、1949年学士院会員となった。1952年名古屋大学医学部長、1955年同大名誉教授となったが、引き続き京都府立医科大学教授も務めた。
[神谷昭典]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報
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