二十一史(読み)ニジュウイッシ

精選版 日本国語大辞典 「二十一史」の意味・読み・例文・類語

にじゅういっ‐しニジフ‥【二十一史】

  1. 中国の上代から元に至るまでの二一部の正史。史記・漢書・後漢書・三国志・晉書・宋書・南斉書・梁書・陳書・魏書・北斉書・周書・隋書・南史・北史・唐書・五代史・宋史・遼史・金史・元史の諸歴史書。明刊の監本が宋代に十七史としてまとめられていたものに、宋・遼・金・元の四史を加えたもの。

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世界大百科事典(旧版)内の二十一史の言及

【正史】より

…10世紀以後,政府によって公認された特定の史書に正史の名が冠せられ,司馬遷の《史記》にはじまり欧陽修の《五代史記》に至る歴代17種の紀伝体歴史書を十七史とした。正史の数は時代が下るにつれ増え,明代二十一史,清では二十二史となったが,乾隆以後,《旧五代史》《旧唐書》を加えて二十四史,1922年大総統徐世昌は柯劭忞(かしようびん)の《新元史》を入れて二十五史とした。最近の中国では《清史稿》も正史に準じて扱っている。…

※「二十一史」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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