云為(読み)ウンイ

デジタル大辞泉 「云為」の意味・読み・例文・類語

うん‐い〔‐ヰ〕【×云為】

[名](スル)
言ったり、したりすること。言葉行為言行
「真似の巧みな事というのは、あたか其人其処に居て―するが如くで」〈二葉亭浮雲
ある事柄を取り上げ、それについて、あれこれ言うこと。うんぬん。
加速度数値を五けた六けたまでも詳しく―する場合には」〈寅彦・ジャーナリズム雑感〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「云為」の意味・読み・例文・類語

うん‐い‥ヰ【云為】

  1. 〘 名詞 〙 言うことと行なうこと。言語動作。言行。言動。また、すること。しわざ。
    1. [初出の実例]「彼雖遷変之在一レ我。誠任造化之云為」(出典本朝文粋(1060頃)一・柳化為松賦〈紀長谷雄〉)
    2. 「動静(どうしょう)云為(ウンヰ)彷彿として、わが妻に異ならず」(出典:読本椿説弓張月(1807‐11)拾遺)
    3. [その他の文献]〔易経‐繋辞下〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「云為」の読み・字形・画数・意味

【云為】うんい

言動。

字通「云」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android