五本松遺跡(読み)ごほんまついせき

日本歴史地名大系 「五本松遺跡」の解説

五本松遺跡
ごほんまついせき

[現在地名]会津高田町松岸 五本松

赤沢あかさわ川の支流小臼こうす沢が形成した扇状地上、標高約三六〇メートルにある。土地所有者の高山儀雄氏が耕作のとき出土した遺物採集・保存し、現在その資料は会津若松市の会津武家屋敷に寄託されている。採集された資料は平箱約二五箱に上る。時期は弥生時代中期初頭から後半までの幅をもつが、中心は南御山II式で、この時期の良好な基準資料である。


五本松遺跡
ごほんまついせき

[現在地名]岡崎市美合町 五本松

矢作川の支流、おと川左岸の標高約二五メートルの段丘立地。約一千平方メートルにわたる地域からナイフ形石器・細石刃・細石核などの先土器時代末期の石器が採集されている。石質はチャートがほとんどであるが、黒曜石流紋岩安山岩もある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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