五浦海岸(読み)いづらかいがん

改訂新版 世界大百科事典 「五浦海岸」の意味・わかりやすい解説

五浦海岸 (いづらかいがん)

茨城県北東端,北茨城市大津岬北東部を指し,五つの入江屈曲地名由来。海食作用が著しく,高さ50m前後の絶壁海食洞点在する。岡倉天心が1906年,この地へ日本美術院の第一部(絵画)の移設を実施,新しい日本美術の創造に尽力した。天心旧邸は茨城大学五浦美術文化研究所への利用をはじめ,自然景観保存の対象となって整備されている。とくに岡倉天心が思索の場所として建てた朱塗の六角堂付近が名高い。
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デジタル大辞泉プラス 「五浦海岸」の解説

五浦(いづら)海岸

茨城県北茨城市、大津岬の北東部にある海岸花園花貫県立自然公園に属する。大小の入り江が連なり、絶壁には海食洞が点在。崖の上のクロマツの緑と青い海、白い波しぶきのコントラストが美しい景勝地。

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事典・日本の観光資源 「五浦海岸」の解説

五浦海岸

(茨城県北茨城市)
関東・観光バスで行く名所100選指定の観光名所。

五浦海岸

(茨城県北茨城市)
日本の白砂青松100選」指定の観光名所。

五浦海岸

(茨城県北茨城市)
日本の渚・百選」指定の観光名所。

出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報

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