人形焼（読み）ニンギョウヤキ

デジタル大辞泉

にんぎょう‐やき〔ニンギヤウ‐〕【人形焼（き）】

人体や顔を模した鉄型にカステラ風の生地を流し込み、餡あんを入れて焼いた和菓子。東京の日本橋人形町にんぎょうちょうで売り出されたのが始まりとされる。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

にんぎょう‐やきニンギャウ‥【人形焼】

1. 〘 名詞 〙 小麦粉の皮であんを包み人形のかたちに焼き上げた菓子。
   1. [初出の実例]「雷焼・人形焼(ニンギャウヤキ)〈略〉等路傍に屋台を構へて」(出典：東京風俗志（1899‐1902）〈平出鏗二郎〉中)

出典　精選版 日本国語大辞典

事典 日本の地域ブランド・名産品

人形焼[菓子]
にんぎょうやき

関東地方、東京都の地域ブランド。
主に台東区・中央区などで製造されている。小麦粉・卵・砂糖をあわせた生地を鋳物の型で焼いた菓子。あん入りとあんなしがある。七福神や浅草の雷門、ちょうちんなどをかたどったものが多い。名前の由来は中央区日本橋人形町が発祥とされることから。

出典　日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」

デジタル大辞泉プラス

人形焼

東京都中央区日本橋人形町が発祥地とされている東京の名物菓子。カステラ生地にこしあんなどを入れて、文楽人形や七福神などの型で焼いたもの。

出典　小学館