仁木町(読み)にきちよう

日本歴史地名大系 「仁木町」の解説

仁木町
にきちよう

面積:一六七・九三平方キロ

昭和三九年(一九六四)一一月大江おおえ村が町制を施行して成立。後志支庁管内の北東部に位置する。北は余市よいち余市町、東は同郡赤井川あかいがわ村、南から西にかけては虻田あぶた倶知安くつちやん町・岩内いわない共和きようわ町、北西古平ふるびら古平町に接する。町西部八内はちない(九四三・六メートル)、南部に稲穂いなほ(五六四・六メートル)ぎん(六四〇・五メートル)、東部に大黒だいこく(七二四・八メートル)などがそびえ、この谷あいを町域を二分するように余市川が流れ、然別しかりべつ川などが合流する。共和町方面より稲穂峠を越えてJR函館本線、国道五号が通る。当地域の一帯は、明治二年(一八六九)八月の国郡画定に伴い余市郡に所属、開拓使の直轄となる。同六年までに山道さんどう村が成立している(後志国地誌提要)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「仁木町」の意味・わかりやすい解説

仁木〔町〕
にき

北海道西部にある町。 1964年大江村改称して町制。余市川上・中流域にまたがる農業地域米作と果樹栽培が行われ,メロンも産する。林業,食品製造業,木材・木製品製造業,窯業などの工業立地。西部の大江鉱山からはマンガンが産出されていたが,84年に閉山。 JR函館本線,国道5号線が町域中央を縦断する。面積 167.96km2人口 3180(2020)。

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