四字熟語を知る辞典 「仏教に由来する四字熟語」の解説
仏教に由来する四字熟語
〈南無阿弥陀仏 南無阿弥陀
生者必滅
歌詞全文がお経で、「南無阿弥陀仏」以外は四字熟語になっています。右の部分を含めて抜き出すとこうなります。
「生者必滅・会者定離・
巧みなことば遊びです。仏教に関する四字熟語をよくぞ集めました(作詞者不詳、作曲・栗原重一)。
このように、四字熟語の中には、仏教から来ていることばが多くあります。
インドで生まれた仏教は、
したがって、仏教関係の四字熟語は、漢字を音読み(昔の中国語音に基づく発音)にするのが普通です。訓読みが混じるものは「三日坊主」ぐらいしか見当たりません――いや、これが仏教関係と言えるかどうかは怪しいですが。
仏教由来の四字熟語には、「生者必滅・会者定離」など難しいものもあれば、意外に身近に使われるものもあります。
たとえば、「税金を私的に流用するとは
あるいは、「古いカバンを
「他力本願」も仏教由来です。浄土真宗で、阿弥陀仏の本願(=願い)に頼って成仏することを言います。それが、現代語では、「勉強は他力本願ではいけない」のように、他人の力を当てにすることにも使われるようになりました。仏教を誤解させる、という意見があります。
このほか、「
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