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伊予紙 いよがみ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

伊予紙
いよがみ

愛媛県 (伊予国) に産する和紙類をいう。吉野川上流に産するミツマタを主原料にした改良半紙や模造半紙,泉貨居士が天正年間 (1573~92) に工夫したといわれるコウゾを原料とした泉貨紙 (2枚合せの厚紙) ,元禄年間 (1688~1704) に越前から導入した奉書の技術による大洲半紙,天保年間 (1830~44) に土佐から技術を修得し西条藩ですきはじめたといわれる浮世絵に用いられた西条奉書などがある。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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世界大百科事典 第2版の解説

いよがみ【伊予紙】

伊予国(現,愛媛県)産の手すき和紙の総称。正倉院文書から推定される,奈良時代の主要産紙の24ヵ国に,伊予は入っていないが,決して製紙が行われていなかったのではなく,正倉院に残る735年(天平7)の伊予国税帳はきわめて技術の優れているものである。江戸時代に伊予国は天領と8藩に細かく分割されるが,それぞれ競って製紙を奨励したので,特色をもった産地が数多く生まれた。江戸時代に早く有名になったのは,西条藩の奉書で,今もなお東予市では伊予奉書,しわ入り檀紙,画仙紙などがすかれている。

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