伊佐爾波神社(読み)いさにわじんじや

日本歴史地名大系 「伊佐爾波神社」の解説

伊佐爾波神社
いさにわじんじや

[現在地名]松山市桜谷町

道後温泉に近い道後山の東南端の小高い地点にあり、境内に老樹が繁茂している。祭神は誉田別尊すなわち応神天皇と気長帯姫命すなわち神功皇后である。旧県社。式内社として由緒古く、もと伊社爾波いさにわ岡にあり、湯築ゆづき城建設の際、現地に移ったという(予陽郡郷俚諺集)。河野氏はこの社を同城の鎮守神として厚く崇敬した。加藤嘉明城下町を松山に開いた時、社殿を修理し、田地を寄進した(伊佐爾波神社文書)。松山藩主松平定長は江戸城における射礼が無事終了したので、かねての誓願のとおり社殿の造営に着手した(松山叢談)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「伊佐爾波神社」の解説

伊佐爾波(いさにわ)神社

愛媛県松山市、道後温泉付近にある神社。祭神は応神天皇、神功皇后ほか。延喜式内社本殿楼門などは国の重要文化財指定

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android