佐(漢字)

普及版 字通 「佐(漢字)」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 7画

[字音]
[字訓] たすける

[甲骨文]
[金文]

[字形] 形声
声符は左(さ)。左に佐助の意があり、佐の初文。金文に左を佐の義に用いる。〔左伝、昭七年〕「叔(しゅくほ)陟恪(ちょくかく)して我が先王の左右に在り。以て上に佐事せよ」のように、もと神事についていう語であった。

[訓義]
1. たすける、たすけ。
2. そえる、下役、副。
3. うかがう。

[古辞書の訓]
名義抄〕佐 タスク・スケ/佐客 アフス

[語系]
佐・・左tzaiは同声。贊(賛)tzanも声義近く、贊は呪祝に関する字。左・佐の字形に含む工は、巫祝が祈るときの呪具である。

[熟語]
佐給佐享・佐券佐候・佐史・佐事・佐弐佐疾・佐車・佐酒・佐・佐書・佐助・佐相・佐証佐乗・佐食佐臣佐治佐闘・佐幕佐輔・佐命・佐佑佐輿佐吏・佐理・佐料佐僚佐隷
[下接語]
医佐・王佐・幹佐・協佐・佐・賢佐・参佐・首佐・従佐・書佐・将佐・曹佐・属佐・台佐・判佐・藩佐・弼佐・副佐・兵佐・補佐・翼佐・吏佐・良佐・僚佐・寮佐

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android