コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

佐渡狐 サドギツネ

4件 の用語解説(佐渡狐の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

さどぎつね【佐渡狐】

狂言。佐渡と越後の百姓が、年貢上納の途中に道連れとなり、佐渡に狐がいるかいないかの口論から帯刀をかけての争いになる。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

さどぎつね【佐渡狐】

狂言の曲名。脇狂言,百姓物。年貢を納めに上京する越後の百姓と佐渡の百姓が道づれになる。越後の百姓が〈佐渡には狐がいないであろう〉というと,佐渡の百姓は〈狐は沢山いる〉と言い張り,刀を賭ける。実は佐渡に狐はいないので,狐を知らない佐渡の百姓は都に着くと領主の館の奏者(取次ぎの役人)に賄賂をつかい,狐の姿形を教わっておく。両人はそろって奏者の前に出,裁断を仰ぐと奏者は〈佐渡に狐はいる〉と答える。越後の百姓は驚いて狐の姿形を問う。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

さどぎつね【佐渡狐】

狂言の一。佐渡と越後の百姓が、佐渡に狐がいるかいないかを論争し、刀を賭ける。佐渡の百姓は裁定者に贈賄して賭けに勝つが、最後に狐の鳴き声を尋ねられて、ごまかしを見破られる。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

佐渡狐
さどぎつね

狂言の曲名。脇(わき)狂言・百姓物(ひゃくしょうもの)。在京領主のもとへ年貢を持って上洛(じょうらく)する越後(えちご)の百姓と佐渡の百姓(シテ)とが道連れになり、佐渡に狐がいる・いないを論じて双方譲らない。そこで、互いの刀を賭(か)けて真偽の判定を都の奏者(取次役)にゆだねることにする。本当は狐がいないのに「いる」と主張した佐渡の百姓は、賄賂(わいろ)を使ってあらかじめ奏者から狐の特徴を聞いたうえで判定に臨む。しかし、にわか仕込みのため、いざ越後の百姓から狐の姿形を聞かれてもしどろもどろ。それでも奏者から身ぶり手ぶりで教えられてなんとか切り抜け、判定に勝つ。ところが、外へ出てから狐の鳴き声を尋ねられて答えられず、賭け物の刀を取り返されてしまう。役人の収賄に風刺性も感じられるが、見どころはむしろ、奏者が佐渡の百姓になんとか教えようとする箇所の3人の演技のおかしさにある。脇狂言としてのめでたさは感じられない。[林 和利]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

佐渡狐の関連キーワード脇狂言絵入り狂言本貫納狂言袴筑紫奥能狂言百姓物前狂言本狂言餅酒

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

佐渡狐の関連情報