佐藤助九郎(読み)さとう すけくろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「佐藤助九郎」の解説

佐藤助九郎(2代) さとう-すけくろう

1870-1931 明治-昭和時代前期の実業家
明治3年8月27日生まれ。初代佐藤助九郎の養子となり,明治37年佐藤組をつぐ。猪苗代水力発電所や小牧ダム建設を手がけ,昭和6年社名を佐藤工業にあらためた。また明治36年富山県東礪波(となみ)郡柳瀬村長となり,のち貴族院議員。昭和6年10月30日死去。62歳。越中(富山県)出身旧姓北村。前名は尭春。

佐藤助九郎(初代) さとう-すけくろう

1847-1904 幕末-明治時代の実業家。
弘化(こうか)4年6月18日生まれ。文久2年越中柳瀬村(富山県砺波市)に佐藤組(現佐藤工業)を設立神通川,庄川などの治水工事を手がける。明治25年からの常願寺川改修ではデ=レーケをまねき指導をうけた。明治中期からは東海道本線,中央本線などの鉄道工事にも進出。明治37年10月20日死去。58歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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