備中鍬(読み)ビッチュウグワ

デジタル大辞泉の解説

びっちゅう‐ぐわ〔‐ぐは〕【備中×鍬】

刃の部分を2本から5本のくしの歯状とした。水田の荒起こしなどに使う。

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百科事典マイペディアの解説

備中鍬【びっちゅうぐわ】

江戸時代から用いられた田の荒起し用の鍬。刃床部は2〜5本に分かれた熊手状で,地方により形は多少異なる。18世紀以降,小農自立の進展とともに牛馬をもたない小農生産に最も適した深耕用具として広く普及した。万能(まんのう)と呼ぶこともある。
→関連項目

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大辞林 第三版の解説

びっちゅうぐわ【備中鍬】

二本から五本の歯をもつ打ち鍬。水田などの粗起こしに用いる。またぐわ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

備中鍬
びっちゅうぐわ

土との摩擦面を少なくするため刃床部が数本に分かれている鍬で、水田、粘土質土壌の耕うんに適したものである。江戸時代中期に出現し、刃部の数により二本備中鍬、三本備中鍬、四本備中鍬、五本備中鍬がある。また刃の先端部が広がり、ばち形をしたばち付き備中鍬があるが、もっとも普及したものは三本備中鍬であった。[小林 正]

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